レビュー
ジョークあり、パロディあり、ホームコメディあり、そしてシリアスあり
前半はストーリーの展開の合間合間にテンポ良いジョークが連発し、思いのほか笑わせてくれてた。しかし後半はそんな雰囲気から一変し、予想できないほどの壮絶な"戦争映画"へと変わってゆく。
映画は公式に「近年の最先端CG映像の氾濫に麻痺しつつある人々を本気で驚かせる、まさに次世代の“映像革命”への挑戦」とアナウンスしているが、その言葉に間違いはなく十分以上の見応えがあった。
記者の感想としては前半と後半のムードの変わり様にやや違和感もあったが、持ち場的に前半スピルバーグ監督の『E.T』後半ベイ監督の『パール・ハーバー』…というように考えると納得も出来る。
いずれにしても創作意欲旺盛で休むことを知らない2人の名監督が、自分の子供時代に観たかったSF映画を大人になった今、またこうして1つの作品を作り上げたのだな…と感じられる。だからお子様も(怖がりながらも)楽しめるよう、人が死ぬようなあるいはそう連想させるシーンを極力避けるよう配慮されていたと思う。これはとても素晴らしいことだ。
特にスピルバーグと言う人は、もしも映画の機械が無い時代に生まれ変わってもきっと自ら絵を描き紙芝居でもやって、子供たちを喜ばせているに違い無い。『トランスフォーマー』は、そんな熱心な人たちが作った映画だった。上映時間は約2時間
半(公式上映時間2時間24分)と、やや長い事を念のため記しておく。
2007/2/26 試写 T,Tomonaga.