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『ベクシル─2077日本鎖国─』

監督:曽利文彦『ピンポン』
音楽:ポール・オークンフォールド『マトリックス リローデッド』
ボイスキャスト:黒木メイサ『ただ、君を愛してる』『大帝の剣』/谷原章介『ラブ★ コン』『西遊記』/松雪泰子『フラガール』『子ぎつねヘレン』
製作年:2007年/製作国:日本/制作:OXYBOT/上映時間:121分/配給:松竹
(C)2007「ベクシル」製作委員会

公開 : 2007年8月18日(土)より、全国ロードショー

ストーリー
21世紀初頭、世界市場を独占し、最先端を極めた日本のロボット技術は世界から危険視され、国際規制の対象となった。これに猛反発した日本は2067年に国際連合を脱退、遂にハイテクを駆使した完全なる鎖国を開始し、日本は厚いベールに包まれた。また、それから10年本当の日本を見た外国人は誰もいなかった。 2077年、米国殊部隊"SWORD"のベクシルが日本潜入に成功。そこで彼女がみたのは荒野と化した日本だった。いったい、日本に何が起きているのだろうか?

レビュー
「ハリウッドも羨望の眼差しで見つめる映像クオリティー」と言われている通りの見応えあるCGアニメに仕上がっている。だからそうして描き出された未来の日本の姿も、おのずと相当のリアリティーを持って鑑賞出来る。

こうした映画だと、どうしても次々と繰り広げられるアクションや戦闘描写の壮観さに注目されがちではあるが、本作はそのストーリーも見事観る者の期待に応えていて、最期まで全く息切れしていない。

この近年惜しむらくはアニメ、CGアニメ作品で、画像はスタッフ全員の肝煎りで作ってみたものの、ややもすると肝心のストリーは平凡以下だった…という事態になりがちであったと個人的に感じていたが、本作品ではそうした不安は無く、伏線の先にありそうな"続編"をも今すぐにも観たい気持ちでいっぱいにさせる。

3D-CGでしか成し得ないモノ、CGである必然性といったモノがこれなのだ!という信念を、監督始め製作に携わったスタッフ全員が共有し辿り着いた境地が、この映画だ。 『ベクシル-2077日本鎖国-』とはそういう作品だ。

個人的期待としてこの『ベクシル-2077日本鎖国-』を例えばシリーズ化するにしても、安易にハリウッド映画化等という話に目もくれず、ひたすら日本特産として熟成させ日本を誇れる物の一つに成長させて欲しい。何故なら映画の中で、もう「日本鎖国」を謳ってしまったのだから。

2007/7/20 T.Tomonaga 都内試写

サントラ
プロディジー、アンダーワールド、DJ シャドウ、エイジアン・ダブ・ファウンデーションなど世界のスーパースター達が集結!本作のイメージにあわせた楽曲を提供
2007年8月8日リリース予定
初回限定豪華エディション:サウンドトラックCD2枚 + DVD (予定)
通常盤:サウンドトラック1枚
販売元:Beggars Japan / Warner Music Japan Inc.

参加アーティスト
プロディジー(THE PRODIGY)、アンダーワールド(UNDERWORLD)、
エイジアン・ダブ・ファウンデーション(ASIAN DUB FOUNDATION)、
ベースメント・ジャックス(BASEMENT JAXX)、
ブンブンサテライツ(BOOM BOOM SATELLITES)、
ポール・オークンフォールド(PAUL OAKENFOLD)、
DJ シャドウ(DJ SHADOW)、M.I.A.(M.I.A)、
カール・クレイグ(CARL CRAIG)、ブラック・ストロボ(BLACK STROBE)、
ヴァリアス(VARIOUS)、デッド・カン・ダンス(DEAD CAN DANCE)

ロカルノ国際映画祭
8000人が大絶賛!!
ヨーロッパ最大の野外スクリーンを誇る
" Piazza Grande(ピアッザ・グランデ)"に上映開始前から長蛇の列

現地時間8月1日(水)、ロカルノ国際映画祭のオープニング上映を飾る『ベクシル-2077日本鎖国-』を上映1時間以上も前から待ちわびる人々で会場が溢れ、8000人を超える観客が会場を埋め尽くした。そして、『ベクシル』のタイトルコールがあると、一斉に歓声が上がった。

曽利文彦監督舞台挨拶コメント
「オープニング作品にベクシルを選んで頂きありがとうございます。『ベクシル』は、ロカルノ映画祭の精神同様、伝統を受け継ぎ最先端のテクノロジーを融合させ、新しい映像表現を生み出した映画です。野外でこの様な大きなスクリーン、環境で『ベクシル』を見る事が出来る事をとても嬉しく思っています」

上映終了後、会場を大きな拍手が包み、大きなスクリーンで見る迫力のアクション、映像美に心を打たれたという観客が監督の元へ溢れ「グレイト」「ブラボー」と歓声と拍手の中オープニング上映は終わる。

※ロカルノ国際映画祭とは
1946年より始まり、今年で60回目を迎える世界10大映画祭の一つ。1995年にはトータル観客数が150,000人を数え、観客収容人数が7,000人のヨーロッパ最大の野外スクリーンを誇る部門"Piazza Grande(ピアッザ・グランデ)"が有名。近年では、Piazza Grandeで上映した作品には、「MATRIX」「X-MEN」のインターナショナルプレミアがPiaza Grandeで上映され、伝統と"ヤング・シネマ"を結合した"ニュー・シネマ"を打ち出している。

最終更新 2007年9月3日

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