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ボーン・スプレマシー (BOURNE SUPREMACY)
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■監督 ポール・グリーングラス
■出演 マット・デイモン、フランカ・ポテンテ、ブライアン・コックス、ジュリア・スタイルズ、カール・アーバン、ガブリエル・マン、ジョアン・アレン
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■マット・デイモン 来日記者会見
2005年1月12日、『ボーン・スプレマシー』主演のマット・デイモンが来日。ホテルオークラ別館にて記者会見が行なわれた。
カッコイイと思う男は「ブラッド・ピット」と答えたマット・デイモン。
その理由や、 男でも憧れる肉体をキープする秘訣について、 アクションシーンで最も大変だったシーン等を語った。
司会 襟川クロ : ジェイソン・ボーンの活躍を描いたのが、前作の『ボーン・アイデンティティー』。スリル、サスペンス、そして畳み掛けるアクションの連続
!
そして観る者をその気にさせる。迫力に圧倒されるすごい大ヒット作。もちろん世界中で、それはそれは見事なヒットを記録しました。 従来のスパイ映画にはない人間味溢れるシーンを、このジェイソン・ボーン役、イコール、マット・デイモンさん。彼の知的で繊細な演技力があったからこそ、リアリズムに迫力がかったということです。
そして2005年、世界中が待ち望んだ続編が登場しました ! 『ボーン・スプレマシー』全米初登場ナンバーワンを皮切りに世界27カ国初登場ナンバーワンを記録。
まさに地球規模の人気、地球規模の大ヒット作。もちろん日本でもナンバーワンは確実 !
そして2月の11日、日本公開前に、マット・デイモンさん再び来日。
ではお迎えしましょう。マットデイモン ! 拍手でお迎えください。 (会場から盛大な拍手)
マット・デイモン : 本日は皆さん、お集まりいただきましてありがとうございます。また『ボーン・スプレマシー』制作に関わった者、一同を代表して私の方から皆さんにお礼申し上げます。
本当にこの作品、私が自身を持って参りまして、またこのようにすばらしいみなさんのご歓迎をありがとうございます。 本日はありがとうございました。 襟川 : それはマットさんの人気、映画の人気ですね。
マット : Thank you.
襟川 : さぁ、そして日本を代表する女優さんです。白石美帆さんからのご挨拶をお願いします。
白石美帆 : マットさん、あの本当ファンで、映画とかよく私は観ていて、今日お会いできてとても嬉しいです。
1作目を観たんですけれども、今までの映画のスタイルと違って、なんでこんな主人公が記憶をなくして、なぜ警官に捕らわれた時にも逞しくて強いんだろうと思って、その観ている側も引き込まれていく、そういう面白さがあって引き込まれていきました。
マット : Thank you ! very much
襟川 : マット・デイモンさん、あるいはジェイソン・ボーンさんの魅力はどこにあると思いますか?
美帆 : 魅力はですね、危険が迫っても、すごく追いやられる場面でも決して諦めない、そういった前向きなところがすごく魅力的だなぁと思いました。
私は絶対、"あ!ここで死ぬな"と、"あ!殺されるな"って思う場面が何度もありまして、絶対に諦めないところが、すごく付いて行きたいなと思わせる…はい、そういうところが魅力です。
襟川 : と美穂さんがおっしゃってますが、マットさん ?
マット : それは(ボーンの)素晴らしい点で、そういう状況になりましたら、私もきっと殺されていると思います。(笑)
襟川 : 白石さんのほうから何かご質問はありますか?
美帆 : スプレマシーの方では1作目もアクションシーンが、こっちが一緒に車に乗ってるような感じの、すごいエキサイトをするようなカーチェイスのシーンがあったんですが、2作目ではどんなアクションシーンが、ここを見てほしいっていうシーンはどこですか?
マット : そうですね、2作目のもちろん見所となっておりますのはカーチェイスだと思います。これはですね、非常に珍しいかたちになっていると思うんですけれども、2作目というのは前作と監督が代わっておりまして、2作目の監督というのはドキュメンタリー映画を制作している経験がございますので、処方としましてはカメラがアクションに付いて来ているんですね。
なのでカメラがアクションをリードしているわけではないので、何が起こるかわからないというドキドキ感とリアリティのある映像となっております。
驚きのたくさんあるシーンだと思いますので、是非ご覧になっていただきたいと思います。
襟川 : どうもありがとうございました。白石美帆さんに大きな拍手を。お忙しい中どうもありがとうございました。
質疑応答
Q : ボーンは最高と思うことと、一般的な男性像でマットさんがこういう男が理想だという人は誰ですか?
マット : ジェイソン・ボーンの魅力についてなんですけれども、1作目に関していいますと、非常にみんながなりたいなと思うような夢のような男性像ではないかと思うんですね。
なぜなら1作目でジェイソン・ボーンは、ボーン・アイデンティティーでですね、目を覚ますと記憶を失っている、記憶喪失の状態なんですね。気が付くとあらゆる言語を使いこなすことができて、とても頭も良くてなんでもできるんですね、強いですし、まるで夢のような男性なんです。そして、とっても美しい女性と恋に落ちることもできますし、それが魅力なんではないかと思います。
まあ、ほかに理想といいますか、自分からみたカッコイイ男性というのはブラッド・ピットだと思います。(会場笑)
Q : ブラッドだと思うのはなぜですか?
マット : 前にミスアメリカにも同じ質問をされた感じがするんですけど(笑)、なぜブラッド・ピットかということなんですけけども、とにかく彼は本当に優しくて、また知的でとても良い方なんですね。
そして素晴らしい才能をお持ちの方で、とてもしっかりした方なんです。で通常他の方々っていうのは、そういうふうなことを彼にイメージしないと思うんですね。まあ、美しい人だと思われるかもしれないんですけど、一言でいいますと、ブラッド・ピットというのは、本当にもうナイスガイなんですね。
Q : マット・デイモンさんはボーン・スプレマシーをはじめ、オーシャンズ12だとか、たくさんの映画にも出られて
引く手数多の俳優さんだと思います。本日はお会いできて光栄だと思います。パワフルなエネルギーの根源はどこにありますか?
マット : とにかく自分の仕事を愛しているということが源ではないかと思うんですね。
まるでこれが仕事だと思えないくらいこの仕事を愛しています。自分に自由な時間があったら、また何か新しい映画を作りたいと思いうほどです。
このようにですね、継続的に多くの作品に参加できるということは、自分にとって非常に贅沢なことだと思ってます。私は今、34歳なんですけど、アメリカの映画俳優組合には18年間在籍しているんですね。そして今継続的に、コンスタントに仕事、映画に出られるというのはどれぐらい幸運なことかというのは自分でも十分解っています。そして辞めたくないなと思っていますけれども、いつかこの仕事ができなくなる、仕事がストップするという時が来ると思うんですけども、誰にでも来ると思うので、一生俳優をやり続けていくことはできないと思うんですけれども、今は非常に良い流れに乗って、仕事できているので、これは自分がとても恵まれていると思っていますし、幸運なことだと思っていますし、本当に自分はこの仕事を愛して止みません。
Q : 今回いろんなアクションにトライされてるんですが、一番大変だったシーンのエピソードを聞かせてください。
マット : 相対的な話でいきますと、やはりカーチェイスというのはシーン上、またセットの制作の過程上、一番大きなシーンであったと思います。
ですけれども、個人的に大変だったシーンというのは、車が橋から落ちてしまって、水中に潜るというシーンですね、自分としては水中、狭いところでですね、酸素もないところで、息もできない状態でということが非常に怖かったので、それを克服するのが大変でした。そして、このシーンを撮るために実際にプールでダイビングの先生について訓練をしたんですけれども、とにかく酸素の無い状態で、プールの底に座るということをしたり、また目隠しをされたり、とにかくあらゆる状態でも冷静でいられるようにと訓練をしました。
そしてこの水中のシーンというのは、自分だけではなくて相手役のフランクも大変なシーンだったと思うんですね。お互いに冷静でいながら、フランクはじっとして動かないという状態を保たないといけないということもありましたし、自分が演じた役柄は、とにかく彼女を蘇生しなくてはという、必死で演じているという演技の部分も二人ともありましたから、恐怖を乗り越えてやるということでは、とてもチャレンジングな場面だったんですけれども、それをうまくできることによってこの作品、シーンに信憑性が出たと思います。
マット : Wow!! (会場笑)
Q : 役作りに関して、いろいろな武術ですとか、武器の扱いの訓練をされたかと思うのですが、今現在でもどれくらいその能力維持していますか?
マット : 役者としていろんなことを身に着けますけど、結局、何の達人にもならないということが普通は言えると思います。今作品と全作品合わせてなんですけれども、ボクシングを集中的に行いました。
カリというフィリピンの武術があるんすけれでも、それもトレーニングを致しまして、ですけれども、今となっては何にも残っていません。
襟川 : (笑)ありがとうございました。
Q : 先程、ブラット・ピットさんのお話が出ましたが、今日オーシャンズ12のPRで来日されるんですが、ブラッド・ピットさんとは仲が良いんですか? プライペートでも 日本でどこかに行くという予定はありますか?
マット : お互い非常に滞在期間が短いので、ほとんど観光する時間はないと思います。
ジョージ・クルーニー、ドン・チードル、そのほかのオーシャンズ12に出てる、仲間たち、俳優たちというのは、本当に仲が良くて楽しい仲間たちなんですね。
襟川 : そういうわけで非常に忙しい日本をお過ごしのマットさんなんですね。
前回は神社やなんかにいらっしゃったんですよね ? マット : そうですね。2年前は今回同様、ほとんど仕事以外の時間がなかったんですよ。前回来日した際は、すぐに『STUCK
ON YOU / ふたりにクギづけ』という作品があったので、それでスーツを作るため特別に、キャストを石膏で固めて作ったんですけれども、そのスーツの出来上がりがうまく行かないということがあって、本当だったら2日間予備日があって、日本でゆっくりできるかなと思っていたのですが、制作サイドから「スーツを作り直さなければならないので、すぐに帰ってきてください」という連絡がありましたので、見ることができませんでした。
自分の責任として、ホリディとして、休暇として日本に来なければいろいろと見られないと思います。
Q : 今回、撮影でいろんな国に行っていらっしゃいますけど、一番印象に残った国を教えてください。
マット : すべての場所が自分にとってはとても記憶に残っているんですけれども、子どものころに冷戦という状況がありましたので、モスクワに足を踏み入れたときは印象的でしたね。特に赤の広場から父親に電話をできたというのはとても印象深かったです。
そしてベルリンなんですけれども、実際、この作品の撮影中一番時間を費やしたのはベルリンで時間を過ごしたんですね。だいたい5ヶ月くらい撮影していたんですけれども、本当にベルリンというのは素晴らしい活発な街で、これから50年後もみんな人が過去も振り返って「ベルリンに行ったことがあるか?」というぐらい、今後もいろいろな意味で存在のある街だと思うんですね。また東西の融合のされ方ですとか、いくつもの開発プロジェクトが、今も進んでいるということで、本当にすごい街だと思っております。
そして最後なんですけれども、また行ったことの無かったインドに行けまして、非常に興味深いところだったんですけれども、元々インドといいますのは、60年代半ばまでポルトガルの植民地だったということで、ポルトガルの影響とインドの文化が混ざり合ったということで、非常に面白いところでした。これだけ愛して止まない仕事でいろんな国に行けて、非常に幸いだと思います。
Q : この作品で、演技はもちろんなんですが、男性も憧れるような素敵な肉体だと感心させていただいたのですが、どんなトレーニングをどれぐらいの期間されたのかということと、また何を食べたらそんな体になれるのか教えてください。
マット : 実際、食事に関して非常に健康的な食事を摂っていたんですね。ですけれど自分が肉体的に締まって、鍛えられたというのはボクシングのおかげだと思います。
これは1作目の時に監督のダグ・リーマンのほうから「ジェイソン・ボーンというのはボクサーのような歩き方をしてほしい」と言われたんですね。それを言われたときに、なんだかわからなかったんですけども、監督が言っていたことは、要するにボクサーというのは自信を持った、非常に効率の良い独特の動き、身のこなしをするということだったので、そういうような動きをボーンに出してほしいというようなことを言われました。
それで、実際6カ月間ですね、ボクシングを習いまして毎日訓練をしていたんですね。そうしますと、肉体的にもちろん自分の体も締まってきますし、鍛えられるんですけれども、それ以外に実際に立ちかた、身の振る舞いですとか、歩き方が実際に変わって変化があったんですね。
それを1作目で経験していたので、2作目今回に関しましても、同じようにボクシングをしましてそのような変化、また身のこなしを身につけたいということでそうしました。
襟川 : 今でも終わったあと、垂れてくるということは無くて、ちゃんとトレーニングし続けているんですか?
マット : (笑)少しトレーニングは続けてるんですね。また兄が自分にマラソンをやれと勧めていますので、それで少し走っています。
Q : スパイの映画で、こんなに思想があって、こんなに生き方があって、価値観があってこんな深い映画に出合ったことに感動しました。あなたが演じられたキャラクターは今までもみんな賢いんですが、今回またこういうふうに賢いっていうのに感心しました。ジェイソン・ボーンに出会ってあなたが何を学びましたか? マット : ありがとうございます。この役を演じたことによって特に自分の中に変化があったということは無いと思うんですけれど、この役を演じたことによって、この作品が発信するメッセージに非常に誇りに思っています。
いわゆるアメリカ映画のメインストリーム(主流)の形で、こういうメッセージを出すことができたということが嬉しいですし、いわゆるハリウッドのアクションフィルムで、こういった復讐劇でなく、実際に贖い(償い)というものがメッセージとして出されているというのが、非常に少ないと思うんですね。
そしてこの作品なんですけれども、主人公が非常に多くの危険に直面しながらも、ケガをして負傷をして、実際に血を流して死にそうになりながらも向かっていくことで、端から見ればこれは復讐なのかなと思いながら、実際は謝罪に行くということで、贖い(償い)をするということがメッセージとしてあるので、これは素晴らしい内容だと思うんですね。
特に今の時代、こういうものが出てくるということがとても良いことだと思いますので、自分の中の変化は特に無いと思うんですけれども、このような種類のメッセージを映画を通して、主流の形で出すことができるというのがとっても嬉しく思いますし、またアメリカでも、これが受け入れられて成功したのがとっても良いことではないかと思います。
襟川 : 世界27カ国でナンバーワンなんですよ。
Q : 今回は少しずつ記憶が戻ってくるんですが、前回と違って役作りで工夫された部分はあるんでしょうか?
マット : 準備に関しては特に違いは無かったと思います。なぜならですね、1作目でジェイソン・ボーンを演じる際に、十分に準備期間を与えられていて、6カ月かけて自分はこの役作りに望んだんですね。過剰なくらい余分に準備ができたと思います。そして十分に役作り、準備ができれば状況が変わってもそれに応じてその役作りができるんではないかと思うんです。
自分もまた『グッド・ウィル・ハンティング』の脚本の経験がありまして、当時ベンと僕は構成というものに全く素人であったので、とにかく、キャラクター、役にばかり集中してですね、会話とかですとかセリフを書いていきました。こういうことが起きたら次はどうなるのかということで、こういうことでお互い脚本を書きながら、二人でいろいろなシーンを演じていってたんですね。そして、例えばこの人物がここで死んでしまったらどうなるかという、本当に十分いろいろな角度から役をいろいろな面で演じて理解したんですね。
何千ページという膨大な量を脚本書いていって、いろいろな状況に登場人物を置いていったりしたんです。そして気に入ったものをどんどん残して、実際映画として作ったという経験があるんですね。そのような経験から、この脚本自体を何年も掛けてやったという経験もあったので、今回の役作りに関しては、前回の経験もあって、この役柄を把握していたので、自分では自信を持って状況が変わっても演じられるという気持ちでおりました。
Q : 昨年、ベン・アフレックさんが来日されたときに去年の夏に一緒に執筆されるというふうにおっしゃっていたんですけれども、もしその企画が進んでいたら内容を教えてください。
マット : 常にベンと僕はまた何かやりたいと長年話し続けてきています。ですけど、実際に『グッド・ウィル・ハンティング』を書いたとき、なぜそれを二人で書いたかというのは、誰も自分たちに役者として仕事を与えてくれないということで、それを作るために二人でそれを書きました。
この作品の成功によって、自分たちは二人とも順調に仕事をこなしていける立場にいるんですけれども、今現在そういったたくさんの仕事に恵まれているので、今、実際問題二人に時間が無いんですね。もちろん、やりたいとは思っているんですけれども、そして二人とも切実にまた脚本を書きたいという想いはあります。
そして、数日後にロサンゼルスの方で僕はベンと会うことになっているので、その時にまた話をする事になると思うんですが、是非二人でやりたいと話していて、その気持ち、やる気はあるんですが、ただ、どこでその時間が作れるかということなんですね。
実際に二人で脚本を書いたというのは、自分の経験の中で本当にクリエイティブな面で、豊かな経験だったので、通常、役者としてただ映画に関わる場合というのは、いわゆるプリプロダクションの過程として役者が入って、雇われ手として入りますよね。
そして、ポストプロダクション、制作の後半ですとか、そういったところは、自分は全く関わりが無いんですけれども、脚本家として映画に携わった場合というのは、発案して、脚本を書き始めてから、本当に最後まで自分が関わるということがあるので、『グッド・ウィル・ハンティング』ではですね、ポストプロダクションの際に、編集室でガス・ヴァン・サンドと一緒にいろいろな作業もできたということも本当に記憶に残っていますので、本当に深い意味でクリエイティブな経験をさせていただきました。
二人とも本当に、是非またこういった経験をしたいと思っていますが、今はこういう状況です。この質問に簡単に短く答えるとしたら「今のところ発展がない」ということなんですけれども、是非やりたいと思っています。
襟川 : そして、このシリーズがどんどん続いていくことを、ファンとしては願っております。 マット : Oh good! Thank you. Thank you everybody! Thank you so much!
『ボーン・スプレマシー』
05年2月11日(祝)より日劇1他全国ロードショー
配給:UIP映画
>> オフィシャルサイト
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