ヒストリー・オブ・バイオレンス / A Histry of Violence

監督 : デイヴィッド・クローネンバーグ

出演 : ヴィゴ・モーテンセン/マリア・ベロ/エド・ハリス/ウィリアム・ハート

記者会見

『ヒストリー・オブ・バイオレンス』 A History of Violence
ヴィゴ・モーテンセン(Viggo Mortensen)、マリア・ベロ(Maria Bello)

2006年2月23日カナダ大使館にて来日記者会見が取り行われた。

結末のその後がどうなるのか…この映画は観る者の心身の状態そのものを映す鏡のようだ。会見の中で主演のヴィゴ・モーテンセンが小さく呟いていた。

会見の冒頭にカナダ大使館の広報部参事官ルイーズ・ブレ氏から、本作品とカナダ国との関係にも触れた挨拶があり主役の2人が登壇。今回D.クローネンバーグ監督が来日できなかった事を惜しみつつ、本作品の魅力を語った。終わりの花束贈呈には、淡いピンクのロングドレスに身を包み自らがプロデュースするダイアモンドジュエリー・ブランド『DuNoA』に彩られた神田うのが登場、ヴィゴとマリアに大振りな花束を送った。

ルイーズ・ブレ氏から挨拶
皆さんこんにちは。私はカナダ大使館、広報部参事官のルイーズ・ブレでございます。ようこそカナダ大使館へいらっしゃいました。
デイヴィット・クローネンバーグ監督、彼はカナダ出身のカナダは元より世界でも有数な映画監督の1人で、この度は才能溢れる彼の新作、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』の記者会見に私どものカナダ大使館へおいで頂きましてありがとうございました。

今回、ムービーアイ エンタテインメント+博報堂DYメディアパートナーズさまと私どもとこのカナダ大使館で、記者会見を持つことが出来てたいへん嬉しく思います。
本日は映画を代表して2人の主役、ヴィゴ・モーテンセンさんと、マリア・ベロさんがお見えになりました。残念ながら監督のデイヴィット・クローネンバーグさんは来日出来ませんでしたが、彼からは皆さんにお会い出来ず大変残念ですと連絡を受けています。

この映画を通して、カナダ国と映画がどんな関わりがあり、どのような貢献をしたかと言うことが分かるシンボル的な映画だと思っています。それは先ほどのお話した通りデイヴィット・クローネンバーグ監督はカナダ人であり、また本作品の音楽や「ロードオブザリング」の音楽を担当したハワード・ショアさんもまたカナダ人であるからです。撮影場所にオンタリオ、トロントが使われ、映画のスタッフも数多くのカナダ人が携わって創られた映画です。
このようなことで本日皆さまにカナダ大使館へお集まり頂いたのか、ご説明できたかと思います。再びこの大使館に来て頂く機会があればと思います。そしてこの機会にも是非大使館の中を見学下さいませ。ありがとうございました。

司会 : ルイーズさんからご挨拶頂きました。どうもありがとうございました。
それでは大変お待たせいたしました。まもなく発表されますアカデミー賞では助演男優賞と脚色賞の2部門ノミネートされております…またカンヌ映画祭その他全米にて大絶賛を受けています本作品、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』マリア・ベロさん、ヴィゴ・モーテンセンさんです、どうぞ!

司会 : それでは早速お一言ずつ挨拶を頂きたいと思います。ヴィゴ・モーテンセンさんお願いします。

ヴィゴ : 先程後ろで聞いていましたが、D.クローネンバーグ監督が来ていなくて本当に残念だと…大体彼がいつも色々話をしてくれているので、マリアと2人で残念がりながらも2人で何とか頑張って記者会見をやりましょうと言っていたところでした。

マリア : コンニチハ ワタシノナマエハ、マリアデス(笑)日本ダイスキ!(拍手)
あまり上手くない日本語で申し訳ございません。今回東京には初めて来ましたが、大変美しい街田なぁと感じています。こうして来られたことに大変嬉しく思っています。

司会 : どうもありがとうございました。早速私から質問させていただきたいと思います。カンヌ映画祭をはじめ全米全土でも話題騒然となりまして、いよいよアカデミー賞の方も助演男優賞、脚色賞とノミネートされましたが、このように話題になっていることについてお2人がどういう風にお考えなのでしょうか、伺ってみたいと思います。

ヴィゴ : 皆さんに気に入って頂いて嬉しいです。監督が一生懸命創っていったこの作品に関わった者の1人として、勿論私も頑張ったわけですが必ずしもいつも受け入れられるわけでなく製作サイドだけで喜んでいるだけになりかねないのですが、この映画はこのように全米を含め良い手応えを感じる事が出来ました。

良いストーリーがあり、確かな技術の下に撮影編集され、また幸運にも恵まれて興行的にも成功して収益を上げる事も出来ました。この作品は単にプロダクションとして成功したというだけのものではなく、アーティステックでクリエイティブであるようにD.クローネンバーグ監督が正に心をこめて創った作品であると思います。
撮影は主にトロントで行われました。監督は大体いつも同じクルーと仕事をするのですが、私もみんなも大変楽しい撮影になりました。

マリア : ヴィゴも言っていましたがD.クローネンバーグ監督が、この場にいらっしゃらなくて私もとても残念でなりません。ヴィゴと監督は間違いなく脳を共有してると思うほどの双子の兄弟みたいな仲ですから。
2人とも広い心と視野でもって物事を理解する力を持っている方です。映画製作の行程も真にコラボレートの積み重ねであり、私にとっても素晴らしい旅を経験できたようでした。

みんなはこの映画を観てくれるのだろうか…誰が観てくれるのだろうか…そんな事をずっと思って撮影した日々でしたので、毎日のように伝えられる今現在の好反響は、大変なショックをもって受け止めています。映画を創り上げるプロセスを大切にして楽しめた作品ですから、この様に多くの方に評価を頂けると言う事は更なる素晴らしい贈り物を頂いたようです。

ヴィゴ : (マリアに横から耳打ち)マリアは日本が初めてだから言っておくけど、日本の方は本当に礼儀正しいんだから、映画に酷い事なんか絶対言わないだけかもよ…(笑)

司会 : そんなこと無いです(笑)どうもありがとうございます。
ところでマリア・ベロさんはD.クローネンバーグ監督と一緒に仕事をされていかがでしたか?

マリア : D.クローネンバーグ監督の一連の作品は元々大好きでファンでした。実は今回の脚本を頂く随分前に1度監督にお会いする機会がありました。その時は一体どんな人なんだろう…(彼の作品傾向から)地球一変人が来るんじゃないかと、ちょっと危惧したりしていましたがそんなことはありませんでした。彼はしっかりと足が地に付いた人、家族にも愛情深くユーモアのセンスも深い真のアーティストでした。

そのクローネンバーグ監督と女優として今回またご一緒してからの印象というのも、初めてお会いした時のものと全く変わらないものでした。あえて言うなら、普段から良き父とお呼びしてしまうほど完璧で素晴らしい父親のような方です。
彼は映画作家としてビジョンがとてもはっきり明確で、自分のやりたい事がはっきりしている上に子供である俳優陣を自由に遊ばせてもらえる場も用意してくれる、そんな父親のような監督なんです。

司会 : ありがとうございました。

以降、マスコミからの質疑応答、花束贈呈、フォト・セッションをもって記者会見は終了。
2006/2/23 カナダ大使館特設場(東京青山)
登壇者(敬称略)マリア・ベロ、ヴィゴ・モーテンセン(登壇順)
神田うの(花束贈呈)
挨拶 カナダ大使館広報部参事、ルイーズ・ブレ 司会進行 伊藤さとり 通訳 大倉美子、小林則子

T.Tomonaga

 

アワード

『ヒストリー・オブ・バイオレンス』主な受賞暦


全米映画批評家協会賞
最優秀監督賞(デイヴィッド・クローネンバーグ)
最優秀助演男優賞(エド・ハリス)受賞

ロサンゼルス映画批評家協会賞
最優秀助演男優賞(ウィリアム・ハート)受賞

ニューヨーク映画批評家協会賞
最優秀助演男優賞(ウィリアム・ハート)・
最優秀助演女優賞(マリア・ベロ)受賞

シカゴ映画批評家協会賞
最優秀監督賞(デイヴィッド・クローネンバーグ)
最優秀助演女優賞(マリア・ベロ)受賞

トロント映画批評家協会賞
最優秀作品賞・最優秀監督賞(デイヴィッド・クローネンバーグ)

カナダ映画賞受賞

他、20を超える賞を受賞

 

 


 

『ヒストリー・オブ・バイオレンス』 >>公式サイト
2006年3月11日(土)より、東劇他全国ロードショー
配給:ムービーアイ・エンタテインメント


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映画 大18回東京国際映画祭

映画 大停電の夜に

 

 

 


主演 ヴィゴ・モーテンセン

主演女優 マリア・ベロ



花束贈呈に神田うのが駆けつけた。

 

 


サービス精神旺盛なマリア・ベロ。踊って見せてくれました

 

監督の出身国であり、撮影の舞台となっているカナダのミネラルウォーターICEFIELD

カナダ大使館の受付前の美しい花

 


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