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アクソン・レイ(ミルコ・クロコップ)は、ヨーロッパにある独裁政権国家のエリート傭兵。コードネームは「スフィンクス」。彼の任務はテロリストの制圧と暗殺だ。ある日、宗教指導者率いるテロリストグループ制圧の指令が下る。任務は現場に居合わせた反逆者すべての暗殺。 指令に従い現場へと向かうスフィンクス。しかし、テロの制圧は失敗に終った。任務に失敗した傭兵の行く末は処刑のみ。指揮官ジェイナスによって、グラグ7と呼ばれるリハビリ島へ送検されるアクソン。そこで彼を待っていたのは政府特殊機関から狙われる日々であった。戦いの日々の中、ある日アクソンは一人の女性と出会う。なんと、テロリスト制圧の際にいたニーナという女性だった。次第に惹かれあう二人、そして明かされていく驚愕の事実。愛と裏切りの狭間で揺れ動くアクソンは、最後の戦いへ赴いて行く。
2005年6月27日、都内にてPRIDEヘビー級タイトルマッチ調印式並びに、『アルティメット・フォース 孤高のアサシン』来日記者会見が行われ、ミルコは終始真摯な態度で数々の質問に答えた。 ―記者会見詳細 司会 : 現在破竹の勢いでヒョードル選手に迫るミルコ選手が、この度この映画がようやく米国のほうで、編集作業などすべで完了いたしましたので、本日この場をお借りしてその報告ならびにミルコ選手からのご挨拶をさせていただきたいと思います。 それでは皆さん盛大な拍手でお迎え下さい、ミルコクロコップ選手です。 ミルコ : みなさまこんにちは。きょうはお集まりいただき大変嬉しく思っております。きょうは私が主演しました映画についてお話をしたいと思います。みなさんに気に入っていただけることを願っています。 司会 : では、早速ですが質疑応答に移らせていただきます。どなたかご質問のある方は挙手をお願いします。 Q : 今回この映画を製作するにあたり、きっかけといったことを教えてください。 ミルコ : 簡単に言うと、それはなぜプライド格闘技のファイターになったのか、という質問やなぜ(母国クロアチアの)国会議員に立候補したのかといった質問と、基本的に同じになると思いますが、人生においてチャンスがあってそれを実現するさまざまな要素が揃ったので、今回映画に関してやってみたいと思いました。きっと皆さんがこの質問をしてくるのだろうと私は思っていました。 Q : (バス・ルッテンという著名な旧ファイター、現俳優、ハリウッド関係者から親しみをこめた質問) アクターとして私バスルッテンと比べてどうだったよ…(笑) ミルコ : プライドと同様にみなさんにジャッジになってもらって、役者としてどちらが上なのかはみなさんが判断してくださればと思います。 Q : 今回、俳優として普段のファイターとは違った経験をされたのですが、その中に実際のリング上の戦いに活かせそうなことがありましたら、お願いします。 ミルコ : まず、約6週間という長きに渡り早朝6時から時には徹夜もありという強硬なスケジュールをおして映画を撮ってきました。 そうした悪条件かつ強行スケジュールの中で、Tシャツ一枚の姿でアクションをするというそうした行為は、今までの選手経験ではありませんでしたし、更にさまざまなことに影響を受けながら、多くのスタッフやメンバーと撮影を進めて行く中で、時に長い待ち時間があったりして忍耐強くもなったと思います。そうしたことがファイターとしてだけでは得られない経験が出来たと思います。 とにかくこだわった点は、自分はまだ役者としては駆け出しなので未熟ではありますが、せめてアクションシーンだけはリアリステックに見えるようにと心がけたことです。そこだけは本当にこだわったつもりすし、それで実際に自分のスパーリングパートナーを連れてきて、撮影の中で日本語で言う所の殺陣(たて)の演技ではなく、それ以上の事をしたいのだということを理解をしてもらい、実際に撲ってしまったり蹴ったり、ぶん投げたりもしたのです。ですから特にそうしたシーンでは本当にリアルで凄い映像になっていると信じています。 それと私自身の経験で、かつてクロアチア軍でテロ鎮圧を任務とする特殊部隊に属していたことがあるのですが、この映画の中ではそうした任務のために日々厳しい訓練を積んでいるスペシャル・ユニットの兵士の方々が、30人40人もこの私の映画のために朝から晩まで付き合い手伝ってくれました。ヘリコプターを飛ばしてもらったり様々な所で手伝ってくれたことに大変感謝をしています。 そうした経験を経て、人に対しての感謝、忍耐力、そういうものが自分のファイターとしてのキャリアにまた活きてくるのではないかとも思います。とにかく機会がありましたらみなさんにこの映画を見ていただきたいと思っています。 Q : 配布された資料の中で、この映画の撮影の影響もあったようでプライド対ランデルマン戦での完敗に繋がったというような記述がありましたが、現在ではこの映画を撮影したことが正しかったか、或いはそうでなかったのか、振り返ってみてどのように思っていますか。 ミルコ : それは非常に良い質問で、ケビン(ランデルマン)との試合の前、約10週間の試合間隔が有ったはずでしたが、先ほども言いましたその内の6週間は完全に映画に忙殺されていました。 しかしそのことに関して一切後悔はしていません。敗北から学び得たこともたくさん有り、選手としても一回り大きくなったと思います。 今の自分は去年の自分よりも、間違い無くファイターとして一つ二つも上のステージで戦っていると思いますし、そのことを8.28の試合結果を出してキッチリ示したいと思っています。 司会 : ではここで司会者から映画についての質問をさせていただきます。 Q : 今回、映画の主演は初めてとなりましたが、それで誰か演技の面で特に意識された俳優や、ご自分が特にファンだという俳優がいらっしゃいますか。 ミルコ : え〜、実際の所この映画はスケジュールはタイトでしたし、莫大な予算があったワケでも有りませんでしたので、みんなでお金も出し合って、私のキャラクターに沿って書いてもらった脚本を、その通りに撮っていった映画でした。 その映画作りの中で自分が気に入って影響を受けていた映画というのはジャン・レノが演じた「レオン」で、あの寡黙でプロフェッショナルな殺し屋というキャラクターというのは、自分のキャラクター作りでも大事にして演じていきました。 Q : 今回我々にとっての最大の驚きだったのが、この寡黙なミルコ選手がラブシーンを演じているということでした。リング上では百戦錬磨のミルコ選手もラブシーンにおいては上がってしまったり緊張してしまうことがあったのでしょうか。 ミルコ : あの、実はまだ映画を妻には一片も見せていませんので、コレを彼女が見たところで何を言われるのかのほうが気にかかっています。 Q : 最後の質問となります。日本には様々なミルコファンがいらっしゃいますが、この映画は日本のどんな人たちに見てもらいたいですか。 ミルコ : とにかく全ての人に機会があれば、格闘技ファンだけでなくいろんな人に、日本だけでなくいろんな国でも見ていただける事を期待しています。それだけ一所懸命にやったつもりです。 司会 : ありがとうございました。以上で質疑応答は終わりになります。 (フォトセッションへとセッティング変更…の途中、ミルコ選手が言い忘れたことを)
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