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アレハンドロ・アメナーバル監督来日記者会見 アレハンドロ監督 : こんにちは。まず主演のハビエル・バルデムと一緒に来日するつもりでしたが、本人のパーソナルリーズ ンによってこれなくなてしまったことを深く、お詫び申し上げます。 今回で3回目の来日になるのですが、日本の方はその度暖かく迎えていただけるので、大変嬉しく思っていっます。 Q : アカデミー賞受賞おめでとうございます。実話を映画化するにあたって一番大切にしたことは何ですか? 人間的側面に重きを置いて映画化することを大切にしました。主人公が20代に事故にあい、「生」を分かち与えた側面、周りの女性との関係、ラブストーリーに惹かれて映画化しました。 Q:これまで「オープンユアアイズ」「アザーズ」など生と死をテーマにした作品が多いですが、監督ご自身の 生死感が作品に反映されたことがありますか? 尊厳死というものをモチーフにした作品ですが、それはあまり重要ではありません。むしろ人間というものは、いつしか死ぬものであり、人間が死とどう相対するかということには興味を持ちました。生活していく中で、 自分はどう考えるか、題材として面白いと思いました。 Q:作品の中で描かれるファンタジーな描写を撮影した際の苦労や、監督の込められた思いを教えて下さい。 ラモンが見る夢の飛ぶシーンは、ラモンが飛ぶというよりむしろ観客自身が飛んでいると錯覚するようにリアリズムを求めました。ヘリでの空撮は、実際ラモンの暮らしていた場所を選び、音楽とシンクロするように、ス ピードを調整することを心掛けました。 Q:主演のハビエル・バルデムの印象や、彼との関係、また起用した経緯を教えて下さい。 実は、彼を起用したのは、プロデューサーのフェルナンド・ボバイラです。始め彼の名前が挙がった時は、 躊躇しました。スペインでは偉大な俳優ですが、30代の彼が、50代のラモンを演じる事ができるのか?疑問 でしたし、50代のラモンのエネルギーを表現できるのか?不安でした。 彼とは役作りのため、何度か会話を重ねましたが、彼にとっても大変だったと思います。しかし、何度か会話を重ね、始めのベットのシーンではハビエルをラモンと感じるこ事が出来ました。 Q:アカデミー賞受賞後、この先作品を作っていくことに影響はあると思いますか。 ありません。作品にとっては助けになることはありますが、作る上では、全く賞を忘れて臨むので、関係はありません。 Q:製作段階での、ラモンの家族への取材や、完成後の家族の反応はどうでしたか? 彼の家族や知人に話を聴いて回りました。話を聴くうちに、ラモンの人生をそのまま映画化するのではな く、家族の状態がどうだったのか、ラモンと兄との関係などの要素を抜き出して映画化することに決めました。 Q:アカデミー賞受賞の感想は?アカデミー賞自体への感想は? 受賞式当日は、気を張っていたので、ナーバスでした。受賞後はとてもリラックスできました。 作品が認め られたことは嬉しく思います。嬉しくはありますが、その事自体にあまり重きを置いていません。しかし、リスペ クトはしています。 友人たちは、受賞後家を訪ねてくれますが、オスカー像の方へ行ってしまいます(笑)。 Q:オスカー像はどこに置いていますか? 夕食の際は、テーブルの上、お風呂へ入る際は、バスルームに置いています(笑)。 Q:監督が手掛けた音楽の中に、バグパイプを使った理由はありますか? 叙情的なシーンにバグパイプを使用しました。バグパイプは、生きる喜びを表現しているからです。この映画は、「生」の映画であると思っています。 Q:次回作は?過去に3本ものサスペンス映画を撮っていますが。 全て忘れて新作に取り組むので、過去の作品はあまり関係ありません。情熱を持った作品を作る、そのこ とが旅となれば良いと思っています。
『海を飛ぶ夢』
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