映画『ユア・マイ・サンシャイン(you're my sunshine)』

監督 : パク・チンピョ『死んでもいい』
出演 : チョン・ドヨン『スキャンダル』/ファン・ジョンミン『甘い人生』

来日記者会見

司会 : 本日はようこそ『ユア・マイ・サンシャイン(you're my sunshine)』チョン・ドヨンさん来日記者会見にご来場頂きありがとうございます。チョン・ドヨンさんを待ちに待っていたかたも多いのではないでしょうか。プロモーションとして遂に初来日となりました。今まで様々な作品に出ています。イ・ビョンホンさんとの競演の「我が心のオルガン」、皆様の記憶の中にはチェ・ミンシクさんとの競演「ハッピーエンド」、更に「スキャンダル」…この作品ではペ・ヨンジュンさんとの競演を果たしています。韓国で実力派女優としてNo1と言えるのではないでしょうか。韓国一愛されている女優チョン・ドヨンさん初来日になります。既に散歩や買い物などもされて、ライカのデジカメも買われたそうですよ。

 さて、この『ユア・マイ・サンシャイン』は実話がベースとなっています。韓国で実際に起こったある事件の裏のラブストーリーです。HIVに冒されてしまった女性を愛して愛し続ける男性の感動のラブストーリーです。2005秋に韓国で公開され、口コミで広がりロングランヒット…300万人の動員になりました。
 この映画でチョン・ドヨンさんは様々な賞を受けています。まずは大韓民国映画大賞主演女優賞、韓国映画評論家賞主演女優賞、そしてデイレクターズカットの今年の顔にも選ばれています。更に7/21には韓国版アカデミーと言われるテジョン賞(大鐘賞映画祭)の主演女優賞を獲得しました。

 それでは、チョン・ドヨンさんお迎えしたいと思います。盛大な拍手でお迎えください、チョン・ドヨンさんです。(拍手のなか登壇…) 今回の映画で9本目になりましたユア・マイ・サンシャインでの来日になります。それではチョン・ドヨンさんからご来場の皆さまに先ずはご挨拶をお願いします。

チョン・ドヨン : ほんの少し前に覚えた日本語でご挨拶いたします、こんにちは(笑)
日本に来てこんな風に歓迎されるとは思ってもいませんでした。とても驚いています。また、こんなに沢山の人たちに関心を持って頂けた事に感謝しています。

司会 : どうもありがとうございました。それでは早速まず私から1つ質問をした後に、皆さまの質問を承りたいと思います。

Q : まず、この映画が韓国の人たちにこれほどまでに愛された理由をどのようにお考えなのか、教えていただけますか?

チョン・ドヨン : それはやはりウナとソクチュンの2人の愛情が、普通見られるような愛を超えた沢山の困難を克服した先に到達することの出来る愛…であったからだと思います。2人は様々な困難を克服し、2人の愛を運命の愛という世界にまで昇華させました。

 多くの人もそうだと思いますが、私も運命を待ち焦がれますしこのような愛があると信じていました。ですが、実際人を愛したからと言っても、簡単に運命的なものになるのではなく、恋に落ちたときにそれを守り責任を感じるにまで至って、運命の愛になるのではないかと思います。

 ウナは沢山の観客から愛されました。それはウナが見た目を可愛く飾り作ったキャラクターだったからではなく、ソクチュンから愛を受け、注がれた愛によりより一層光り輝いて可愛らしく見えたからだと思います。男でも女でも互いに恋をして互いに愛を受ける…そんな望ましい関係が築けた時に、どちらも輝やいて美しくなるのではないかと思います。韓国、恐らく日本にもあると思いますが、愛する男女はとても美しいと言われています。

司会 : はい、どうもありがとうございます。それではここからみなさんからの質問を承りたいと思います。

Q : 今回この映画にあたっては特にどんな役作りをしましたか?

 チョン・ドヨン : これまで8本の映画に出演いたしましたが、どの場合も先にシナリオを読み作品を選んで参りました。私の場合シナリオが重要で台本がしっかりしたものでないと演技に入れません。ユア・マイ・サンシャインの場合は実話がベースでありますが、ストーリーは余りに強烈でしたから簡単に信じることも出来なかったりして、始めは受け入れることが出来ませんでした。ですが監督に3枚の写真を見せてもらったときに、この映画に出たいと思うようになりました。

 1枚はこの物語のモデルとなった女性、後の2枚は男性の写真でした。男性の2枚の写真を見てこれほどまでに同じ人物が変貌してしまうのかと驚きましたし、それでこの物語が実話なのだと分かって出演を決めました。

 ウナ役について出演を決めるまで、時間も掛りもの凄く迷いました。しかし迷いが解けてからはすんなり出来たと思います。シナリオは「ウナ役はチョン・ドヨンだ」と監督が心に決めて書かれていたのです。ですから監督からもチョン・ドヨンらしいウナに期待すると言われました。

Q : なぜウナはソクチュンに深く愛されたと思いますか? 愛される女性の条件があるとしたらチョン・ドヨンさんはどう思いますか?

チョン・ドヨン : それはやはりウナがとても可愛らしかったからだと思います。ソクチュンは線路沿いの道に沢山の女性が行き交う中で、ウナに振り返ります。そんな瞬間でもウナに目が留まるほどウナは魅力的だったのだと思います。また、なんでこんな農村にあんな可愛らしい子が居るんだろう…という風に思う以上に魅力的でソクチョンは一目で恋に落ちたのだと思います。そして一目ぼれで終わらせること無く、心奪われた女性を最後まで守ったのだと思います。ソクチュンはこのウナへの止まない気持ちこそが、自分の求めていた愛の形だと信じることが出来たんです。

 映画の中で私の好きなソクチュンの台詞があります。「どうせ一生生きて結局は死ぬのだから、どうせ死ぬのならウナと一緒に生きて死にたい」とソクチュンが、泣きながら母親にこのようなことを言います。その台詞を聞いたウナは本当に幸せだったろうと思います。
 ソクチュンも運命の愛としてウナとの愛を信じきれたのです。愛される女性の条件…は〜(笑)それをもし知っていれば、私自身もっと何度も恋愛ができたでしょうし、結婚もしていたと思います。

Q : 初来日で沢山の取材を受けたようですが、その感想と来日に際し楽しみにしていた事があれば教えてください。

チョン・ドヨン : 来日前にはむしろ関心を示してくれるのか不安に思うほどでしたが、昨日から取材が実際に始まりましたら、本当に沢山の人たちが関心を示してくれたので驚いたと共に感動しています。
 きっとヒマで時間があるだろうから、東京見物でもして休みながら仕事をしようかなぁ…などと思っていたほどでしたから。勿論外国からゲストが来るということで、しかも日本で大人気のペ・ヨンジュンさんやイ・ビョンホンさんと共演した経験もあるのでその事で、ある程度は関心を示してくれるとは思いましたが、まさかこんなに沢山のかたに会えるとは思っていませんでした。
  嬉しかったのは来てくださる皆さんが、私自身に対して映画に対してすごく関心を示すだけでなく、事前に調べて勉強して臨んでくださっていた事です。本当に頭が下がる思いがしました。宿泊先のホテルに帰った時は、身体は疲れていてもそんな温かい気持ちに包まれました。

 今回公式的には初来日になりますが、一昨日東京に到着しその日に都内を少し歩きました。ものすごい人の数で街にもとても活気があることに驚きました。今まで行った外国の中で、「一番外国だな、異国だな」と思いましたし、非常に興味深い街です。日本の温泉はとてもいいと聞いているので、いつかは行ってみたいです。

Q : これまで素晴らしいフィルモグラフィを築いてきましたが、韓国だけでなくハリウッドを含め女優が年を重ねるごとにいい作品に出続けることは難しいと言われます。今後はどのような作品に出て、どんな活動をしていきたいですか?

チョン・ドヨン : 韓国では女優が映画の中で生きていくということが難しい時期があったと私は思ってます。女性が主人公で展開するストーリーは、はたして観客にとって興味深いのだろうか?それよりやはり男性中心のテーマの方が面白いのではないか…ストーリーよりも男性を主流にした作品の方が面白いのではないか…と思ったりしましたし、観客の趣向も一時はそうであったと思います。

 普通みなさんは私を見て、山ほど送られてくるシナリオの中から好きなように選んでから作品に出ているんだ…と思っているだろうと察しますが、実際に、2〜3作のシナリオしか手元になかった時もあったんです。そういった状況ではやはり私も落ち込みましたし、この状態が続くのであれば、いい人と出会って、結婚して子どもでも生んで…とそのように生きていくのが幸せなのではないかと思ったこともありました。しかし、そういった考え方を持ちながらも仕事を続けていると、少しずつ変わって来るものも有ったと感じます。

 確かに男性が主体の映画がウケた時期もありましたが、一通りのテーマが出尽くしたようなときにはやはりストーリーそのもので映画の質が問われるようになると思います。結局好まれるものは色々うつろう物だと思います。ですから私としてはそのような流れの中で自然に自分が必要とされている映画に出れば良いのだと考えます。女優という仕事は今だけの物ではなく自分の将来を掛けて余る仕事です。ですから焦ること無くもっと長いスパンでこの仕事を捉えて、一生懸命一作一作に臨んでゆくことが皆さんに関心を持ちつづけて頂ける事になるわけです。

 仕事をする上で取り立てて自分はこうなろうといった目標は置かないで来ました。敢えて言うならば信頼される女優であろうとすることだと思っています。そうすることでみなさんからの信頼を得てみなさんが期待するチョン・ドヨンでいられるのだと思います。

司会 : はい、どうもありがとうございました。

 以降、日韓の愛される女対決として、女芸人の「森三中(大島欠席で森二中??)」が花束贈呈&トークゲストとして登場。映画の中でウナがソクチュンから贈られた牛乳をひとくち飲みはにかむ姿は、女性としてもぜひ勉強して欲しいと言う村上。真似た表情を披露し、チョン・ドヨンさんや会場の爆笑苦笑?を誘っていた。

 韓国では記録を塗り替える300万人オーバーの動員となり、その記録に花を添えるように「大鐘賞」受賞したチョン・ドヨン。映画『ユア・マイ・サンシャイン』は今秋、日比谷シャンテシネ、渋谷Q-AXシネマ他で全国ロードショー。

2006/8/3 都内ホテルにて 司会進行 伊藤さとり

T,Tomonaga

 

 

 


今秋 日比谷シャンテ シネ、渋谷Q-AXシネマ他にて全国ロードショー!
配給:東芝エンタテインメント

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映画『ユア・マイ・サンシャイン』
今秋 日比谷シャンテ シネ、渋谷Q-AXシネマ他にて全国ロードショー

主演女優:ウナ・オップン役 チョン・ドヨン(Jeon Do-yeon)


 

 

 

 

 

 

 

 

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