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■声量について
"大きい声で歌えるのが上手い人"そういうふうに考えてしまうけど、別にみんなでっかい声で歌わなくてもいい。
ある有名なヴォサノバのアーティストは話すときでも、歌うときでもあまり大きい声を出さない人。
マイクとPAの人がいるから、あまり大きい声を出さなくてもよく聴こえるの。
ジャネット・ジャクソン ( Janet Jackson ) もそう。みんな大きい声だと思ってるけどそうじゃない。CDを聴いても想像できないほど小さい声。ライブもたくさんやってるから、どんどん強くなってるけど、彼女子どもの時はほんとに大変だった。
体は鍛えてるけどそれは声量と関係なくて、ステージできれいに見えるようにやってるの。人の前にたってダンスもやるから、体を鍛えてないとひとつのライブで死んじゃうかもしれない。それでやってるの。
わざと小さく歌ってる曲もあるけど、そういうふうにしか歌えない人もいっぱいいるよ。特にマイケル・フランクス ( Michael Franks)
彼も大きい声は出ない。
アース・ウィンド・アンド・ファイアーの高い声の人、フィリップ・ベイリー ( Philip Bailey ) あの人も高い声だったら大きい声が出るの。普通の地声はあまり出ない。
モーリス・ホワイトは大きい声が出る。
ピーボ・ブライソン ( Peabo Bryson ) とかあの頃の人達は大きい声が出る。
それはアリーサ・フランクリン ( Aretha Franklin )の影響で。アリーサ・フランクリン、チャカカーン ( Chaka Khan
) あの頃は黒人が大きい声が出ないなら歌えない時代。だからみんな大きい声を出したの。
■黒人の人は喉が強いの?
強いというより出し方だと思う。子どもの時、例えば自分のお父さんの声に自然と似ちゃうの。黒人の中でこういう声がかっこいいから、みんなああいう声を作ろうと思ってるの。だから探すの、友達と話す時。 「Yeah
! HA HA 」 みんなそういう風に作らなくちゃと思ってそうしてるの。
■各国の人の声
それは他の国の人にも言えるよ。日本の60歳の人達が集まってる部屋に入ったら声の区別がつかない。若い人達も同じ。みんながその時に流行ってる声になっちゃう。
ジャマイカの人達はおじさんみたいな声してるの、若い人達でも。不思議に思っていて、ジャマイカに行ったらみんなああいう声だった。そういうしゃべり方がかっこいいと思ってるの。
中国の女の人は声が高いイメージがあるけど、行ったらみんなその声。それが流行ってるの。有名なアーティストの影響が強い
■アーティストの声にもトレンドが
モーリス・ホワイト、ピーボ・ブライソン、スティービー・ワンダーは当たり前の渋い声の時代。もっと前は結構へんな声が流行ってたの。
少しずつ時代が変わって有名な人の声も変わっていった。
ヒップホップの声はまた違う。ボーイズ・トゥー・メン ( Boyz II Men ) を代表する声。ちょっと舌が長くなったような声。
また新しい流れがでてきて、ちょっと渋い声に戻ってきたの。いまミュージック・ソウルチャートの人が渋い声。
昔の声がまた流行ってきてるの。
■ 声とプロデューサー
あなたも今持ってる声で、あなたの声が好きなプロデューサーがいたら、そのままでいい曲が作れるの。何もしなくていい。
プロデューサーが"この声が好き。こんな曲がいいかな"と想像して曲を作れるの。だからみんなに好かれる声じゃなかったとしても、その声が好きな人は絶対いるの。
ボブ・ディラン ( Bob Dylan ) が好きだったら…彼は誰でも好き。あの声が好きな人がいっぱいいるの。私も好き。変わった声でも、その声が好きな人がいたら曲が作れるよ。
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